コーヒーの豆知識

コーヒー豆のランクの違いは?種類や特徴を分かりやすく解説します

こんにちはmkです。

今回はコーヒー豆のグレードについて書いていきたいと思います。

一般的に知られているのは4種類のコーヒーのランクです。

・スペシャルティコーヒー

・プレミアムコーヒー

・コモディティコーヒー

聞いたことない方のためにも、分かりやすく簡単な説明をしていきますね。

コーヒーのランクは主に3種類

上で説明したようにコーヒーの種類は下記の3つに分類されます。

・スペシャルティコーヒー

・プレミアムコーヒー

・コモディティコーヒー

普段意識をしないと聞くこともないかもしれませんが、結構明確にランク分けされています。

普段多くの人が飲むコーヒーはコンビニコーヒーがメインだと思います。

ただ、コンビニコーヒーの最高峰としてファミマと粕谷さんがタッグになり出したスペシャルティコーヒー『アイスモカブレンド』は品質の高さから話題になりました。

これは例外ですが、主に扱われているのはコモディティコーヒー〜プレミアムコーヒーといったところだと思います。

何も書いてないときはコモディティという認識でもいいかもしれません。

ここからは各ランクの違いについてお話ししていきます。

ちなみに、2017年に合併して統合されたスペシャルティコーヒー協会(SCA)と、各国のスペシャティコーヒー協会(日本では日本スペシャルティコーヒー協会)の判別・区別する方法の2つがあるようです。

スペシャルティコーヒーとは

名前の通りスペシャルティなコーヒー。

特別なコーヒー豆ということになりますね。

世界全体の2021年コーヒー豆生産量は、9,917,258トンと言われています。

その中でもわずか5%程度しかないと言われているのがスペシャルティコーヒーです。

豆の個性が際立ち風味が豊かなのが特徴。

また、生産から販売までのルートが明確で徹底した品質管理があること(トレーサビリティ)。単発生産ではなく今後も再現できるような持続可能な環境下であることがポイントです(サスティナビリティ)。

基本的には上記条件をクリアし、カップオブエクセレント(COE)という品評会で80点以上の点数がついた豆をスペシャルティコーヒーと言います。

しかし、販売国によって条件が異なることもあり

有資格者が認定すればCOEで80点以上つかなくてもスペシャルティコーヒーと呼ぶこともあるみたいです。

日本スペシャルティコーヒー協会URL:https://scaj.org/about/specialty-coffee

※COE(Cup of Excellence(カップ・オブ・エクセレンス))とはCOE国際品評会の最終選考(カッピング)で国際審査員がコーヒーのおいしさを評価する世界共通のカッピングフォーマット(評価表)を用いて採点した得点の平均が87点以上のコーヒー豆だけに与えられる称号です。

引用:https://www.fadie.com/tokusyu/tokuc-coecoffee/

プレミアムコーヒーとは

コーヒー全生産量の10%程度を占めるものでコーヒー豆店での主力商品と言われています。

よく行く喫茶店のコーヒーはこのランクが多いと言うことですね!

アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)では、評価点が100点満点中76点以上がプレミアムコーヒーと呼ばれます。

生産地域が明確で、生産国による規格(グレード)の高い
ものとなっております。

スペシャティコーヒーほどではないですが

産地の個性もあり品質も高い豆で、生産過程だったり生産地がある程度絞れていることが多いです。(そのエリアの農園の豆が混ざってることも)

また、スペシャルティー同様に生産国による規格(グレード)の高いものとなっております。

コモディティコーヒーとは

一般的に多く流通してるコーヒー豆になります。

生産地の規格(グレード)で格付けされ販売されます。

比較的安価で手に入りますが、品質が高いものから決して高いと言えないものまで幅広く販売されています。

その年の気候などの収穫状況によって、そのロットの出来が決まりますので、こういった心配も食品ならではです。

コーヒー豆のランクによる味の違いは

味の違いは素人には分からないものが多いです。

日本では、スペシャルティーと選ぶのにもコーヒーの液体の風味(カップ・クオリティ)により判別・区分します。

そして以下の文言が一緒にあります。

「カップ評価基準はスペシャルティコーヒーの発展・変化に伴い随時修正する。」つまり世界的な基準に合わせて判別するということです。

素人に分からないのであれば、わざわざ高いの買う必要ないよね?と思うかもしれませんが、スペシャルティコーヒーは冷めても美味しいという特徴があります。

品質の悪い豆は、冷めると酸味が主張してきて酸っぱくとても飲めたものではありません。

誰でも一度は冷めた珈琲を飲んだことあるのではないでしょうか?

インスタントコーヒーは何度も冷ましてしまいましたが実に不味かった。

スペシャルティコーヒーを飲んでコーヒーの概念が変わり焙煎士になった、コーヒーにハマったという人もいたので是非一度は味わってほしいです。

プレミアムコーヒーでも十分に美味しく品質の高いコーヒーもありますよ。何杯飲んでも胃もたれしないのが高品質コーヒーの特徴とも言えます。

美味しいものは美味しい

今回の記事ではコーヒーのランクについて触れて来ました。

しかし、コーヒーは嗜好品で個人の好みに寄るところも大きいため、ランクが高いコーヒーが必ずしも美味しいとはなりません。

コモディティコーヒーの中で一番の好みが見つかるかもしれませんし、その日の体調次第で変わるかもしれません。

一つ言えるのは色々なコーヒーを試して見てほしいということです。

同じ産地のコーヒー豆でも、焙煎度や煎り方、その年にとれたロットでも変わって来ます。

素敵なコーヒーライフに終わりはないので、まずは好みの銘柄を探してみるのがいいかもですね。